ここまでのあらすじ:
肩乗りネコのポーキーと三十路の勇者が
社会という名のダンジョンに挑む物語。

ここでは、柳本マリエが
冒険ラジオからいったん離れ、
ゲームへの想いをガチンコで綴るコラム
「事件は宿屋で起きている」
をお届けします。

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あの頃、選択肢はたった2つだった。
赤か緑か。

この究極の選択肢に悩まされた10歳の冬。

昨日、2016年2月27日で
ポケモンは20周年を迎えた。

20年前、ケータイもポケベルも
インターネットすら
今ほど普及していなかったあの時代、
私は初代ポケモン(赤・緑)の発売を
近所のゲームショップのチラシで知る。

が、
当時10歳だった私はえらく衝撃を受けたのを
今でも覚えている。
なんと、ソフト(赤か緑か)によって
出現するモンスターが異なるというのだ。

しかし先ほど述べた通り
インターネットは今ほど普及しておらず、
「違いをネットで調べてから買おう」
という考えには、まず至らない。

口コミ(ウワサ)などで流れている
「赤と緑はとにかくなんか違うらしい」
という非常にふんわりとした情報の中、
赤か緑かの決断を強いられるのだ。

よって、
判断材料はもはやパッケージのイメージと
直感のみとなる。

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赤のパッケージには
カッコいいドラゴン!(リザードンの意)

緑のパッケージには
よくわからないけど両生類?(フシギバナの意)

私が選んだ答えは、後者。
つまりよくわからない両生類がニラんでいる
緑のパッケージを選択したのだ。
(のちに緑は少数派だったことを知る
赤が売り切れてしぶしぶ緑を買うコもいた)

こうしてやっとの思いで手に入れた
「ポケットモンスター緑」

しかしこのあと、
さらなる衝撃が走る!!!!!

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開始早々オーキド博士は告げるのだ、
3匹の中から1匹を選べと。

この選択が今後の展開に関わる
とても大切な選択ということくらい
10歳の私でもすぐに理解した。

この選ぶ緊張感に
どれだけ我々は魅了されただろうか。

だがしかし、
ポケモンの革命はそこだけではない。
そう、通信ケーブルである。
ゲームボーイ同士をケーブルで繋ぐと、
なんと、ポケモンが交換できるのだ。

今でこそWi-Fiですぐに通信できてしまうが
当時はそんな便利なモノはなく、
わざわざケーブルを繋ぎ、通信する。

しかし、この “わざわざ” こそが
醍醐味なのではないかと。

わざわざ地道に経験値を稼ぎ、
わざわざたくさんのフィールドを開拓し、
わざわざ151匹のポケモンを集めた。
この、わざわざが多いほど
クリアしたときはひと際うれしいのだ。


あれから20年。
10歳だった私は30歳になり、
ポケセン(ポケモンのショップ)で
大人のチカラを発揮し、楽しんでいる。

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ただひとつ納得がいかないのは、
外国人と話しているときに
「モンスターボールがさ~」と言うと
「Naaaaaah, that's a POKE ball」
とドヤ顔で言われること。

いやいや、
モンスターボールですから!!!

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ローカライズがいき届いてる証拠