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前回の話の少し前
職場の先輩が会社を辞めるとき、私はなぜかさくらももこの漫画『神のちから』と『神のちからっ子新聞(1)』を贈りました(マジです!)

先輩とさくらももこの話をしたことなんてなかったし、先輩がさくらももこを好きなタイプとは思えませんでした。

だからこそ贈りたい漫画、それが…
『神のちから』と『神のちからっ子新聞』なのです。『ちびまる子ちゃん』しか知らないよって人にぜひ読んでいただきたい!

この2作品はさくらももこ作品の中でもかなりクセが強く『ちびまる子ちゃん』のイメージとはまったく異なります。
昨晩さくらももこの訃報を受けて布教するべきだと思い、さっそくレビューを書いてみました。


『神のちから』


短編集で、とにかく全話クセが強い。意味などは求めてはいけない。しかしながら哲学的な要素も強く、バカバカしいとわかっていながらも意味を求めている自分に気がつく不思議な漫画。

オススメは「あたらしいじんせい」
あらすじ:課長と不倫をしている美人OLのルミ子。ある日、社長が暗証番号を告げぬまま死んでしまったために会社の金庫が開かなくなってしまう。そこにイタコのイタ子(社員の祖母)が現れ、社長の霊から暗証番号を聞き出すことに成功する。そのまま会社で働くことになったイタ子は男性社員から人気が集まり、なんと課長と不倫をしているという噂まで出てきた。焦ったルミ子はついに………

『神のちから』
狂気度:★★★★★
意味のなさ:★★★★★
大人向け度:★★★★☆

不倫の描写はけっこう衝撃。
短編集全体的に狂気に満ちていて、人生に疲れたときに読むべき漫画のひとつ。



『神のちからっ子新聞』


架空の編集部が架空の新聞「神のちからっ子新聞」でまったく知らない架空の人々の生活を伝えていく、という一風変わった読み物。とにかくクセが強い。

トンネルを掘り続ける堀田道造、数学教師でありながら新聞の紙面で絵の批評をする有明良次、親のスネをかじりながらぬいぐるみを集める横山なす実など、個性豊かなキャラクターばかり。
彼らの情報はそれぞれ新聞のいちコーナーでしか知ることができないため情報量は少ないはずなのに、読み続けるとなぜか猛烈に親近感が湧いてくる。

オススメは「加字山さんの諺コーナー」
加字山さんという男性が作る独創的な諺(ことわざ)は非常に趣があり、不覚にも心打たれます。また、「ルレカーサの占い」もバカバカしいけどやや説得力がある。

『神のちからっ子新聞』
ほのぼの度:★★★★☆
シュール度:★★★★☆
趣度:★★★★☆

この独特の世界観はほかの漫画では味わえません。キャラクターひとりひとりの情報量が少ないからこそ、彼らのバックグラウンドに対する想像が膨らむ。全キャラクターが暴走していますが、それを止める人は誰もいません。



どちらも本当に大好きな作品なので、まだ読んだことがない人はぜひ!!!ちなみにエッセイでのオススメは『焼きそばうえだ』

心よりご冥福をお祈りいたします。




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